SRIXON ZX7とZ725アイアンの違いは寛容性|ヘッドスピード45・スコア90で使い比べた評価
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この記事でわかること(結論)
- SRIXON ZX7とZ725アイアン(どちらも5I〜PW、シャフトはN.S.PRO MODUS3 TOUR120・S)を、ヘッドスピード45(平均スコア90)の私が、それぞれ2ラウンドずつ使い比べました
- 2本の一番の違いは寛容性です。薄い当たりのとき、ZX7は少し距離が落ちるだけで済み、Z725は距離がはっきり落ちました
- 打感はZX7のほうが柔らかく、球に食いつく感じがありました。構えたときの見た目と、中弾道のドローという球筋は、ほぼ同じでした
- スコアは、Z725のときの86から、ZX7で83になりました(2ラウンドずつの結果で、他の要素も大きいので参考程度です)
- 1セットだけ残すならZX7。ラウンドでの安心感が違うからです
- 価格は、ZX7が中古46,000円(セット総額)、Z725が中古16,170円(セット総額)で、差は29,830円でした
使った条件
- ZX7:初代(2020年発売)、5I〜PW(6本)、中古46,000円(メルカリ)
- Z725:5I〜PW(6本)、MODUS3 TOUR120にリシャフトされたものを中古16,170円で購入(ゴルフ5オンライン)
- 使用回数:それぞれ2ラウンドずつ。サンプルが少ないので、傾向として読んでください
なお、ZX7の5番アイアンだけは、実際のバッグには入れていません。以前から5番の位置には、5番ユーティリティを入れているためです。
2本のスペック(GearMasterの実測)
GearMasterで管理している、私の実物の数値です。ロフト角は2本とも同じで、ZX7のほうが0.25インチ短く、4〜9g重くなっています。
| 番手 | ロフト角 | Z725 長さ | Z725 重さ | ZX7 長さ | ZX7 重さ |
|---|---|---|---|---|---|
| 5I | 25° | 38in | 412g | 37.75in | 420g |
| 6I | 28° | 37.5in | 420g | 37.25in | 429g |
| 7I | 32° | 37in | 427g | 36.75in | 431g |
| 8I | 36° | 36.5in | 435g | 36.25in | 440g |
| 9I | 41° | 36in | 441g | 35.75in | 448g |
| PW | 46° | 35.5in | 448g | 35.25in | 454g |
シャフトはどちらもN.S.PRO MODUS3 TOUR120(フレックスS、中元調子)、グリップはGeoleap ハイブリッドで、同じ仕様です。ヘッド以外の条件が近いので、ヘッドの違いを比べやすい組み合わせです。
ZX7とZ725の実物(写真)
実際に使っているZX7とZ725、それぞれの7番とPWです。
公式サイトで確認したZ725とZX7
メーカー(ダンロップスポーツ)の公式ページに書かれている内容です。
| Z725 | ZX7 | |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2012年下期〜2014年上期 | 2020年10月17日から販売(住友ゴム工業のニュースリリース) |
| ヘッドの素材・製法 | 軟鉄(S20C)の鍛造(マイルド熱処理仕様) | 軟鉄(S20C)の鍛造(マイルド熱処理仕様) |
| 7番のロフト角 | 32° | 32° |
| 7番のライ角 | 62° | 62° |
| 7番の長さ | 36.75in(ダイナミックゴールド D.S.T.の場合) | 36.75in(ダイナミックゴールド DSTとMODUS3 TOUR120の場合) |
出典:
公式ページの説明のうち、性格の違いが分かる部分を挙げます。
- Z725:ヘッドは3タイプのラインアップのうち、ハーフキャビティです(フラットバックのZ925、ポケットキャビティのZ525と並ぶ位置づけ)。形状は「プロ・上級者のこだわりを追求した形状」と説明され、打感は「ボールがフェースに吸いつくような打感」とされています
- ZX7:打点付近を厚肉化した「ツアーキャビティデザイン」を採用し、オフセンターショット時でもソフトな打感を実現するとされています。打感は「吸い付くような打感」と表現されています
補足です。
- 素材と製法は、公式ページ上ではどちらも軟鉄(S20C)の鍛造で、同じです。ヘッド素材の欄には、長めの番手(Z725は#3〜6、ZX7は#3〜7)にタングステンニッケルウエイトも併記されています。つまり2本の違いは、素材や製法ではなく、ヘッドの形状と設計です
- 公式の打感の表現は、どちらも「吸いつく」「吸い付く」で、柔らかさの差までは書かれていません。この記事の打感の違いは、私が打った感想です
- 公式が挙げるZ725の標準シャフトは、ダイナミックゴールド D.S.T.、N.S.PRO 980GH D.S.T.、Miyazaki KENA Blue 8の3種類で、MODUS3 TOUR120は入っていません。私のZ725は、MODUS3 TOUR120にリシャフトされたものを中古で購入した個体です。一方、ZX7の標準シャフトにはMODUS3 TOUR120が含まれています
- ZX7には、後継のZX7 Mk IIがあります。私のZX7は初代(2020年発売)で、公式ページの数値のうち、全番手のロフト角と長さが、手元の個体と一致しました
- 発売時期は、Z725のほうがかなり古いモデルです。Z725の公式ページには「発売当時の情報」と書かれています。購入前は、仕様を必ず確認してください
使ってみて分かった違い
打感:ZX7のほうが柔らかく、食いつく感じ
打感は、ZX7のほうが柔らかく、球がフェースに食いつくような感じがありました。Z725と打ち比べると、ZX7の柔らかさが際立ちました。
構えたときの見た目:ほぼ変わらない
ヘッドの大きさ、ソール幅、トップライン、ネックの形などを見比べても、構えたときの印象はほぼ変わりませんでした。見た目が理由で、打ちやすくなった・打ちにくくなったということもありません。ネック形状と引っかけの関係は、アイアンのネック形状と引っかけの記事にまとめています。2本の実物の写真は、この記事の「ZX7とZ725の実物(写真)」に載せています。
球筋:どちらも中弾道のドロー
球筋は、どちらもほぼ同じでした。中弾道のドローです。高さやスピン量の違いを、はっきり感じたことはありません。
寛容性:薄い当たりでの距離の落ち方が違う
私の感覚では、一番の違いがここです。
- ZX7:薄い当たりでも、寛容性が高く、救われます。少し距離が落ちるだけです
- Z725:薄い当たりだと、距離がはっきり落ちます
ZX7のほうが、芯を外したときの距離のロスが小さいので、ラウンドでの安心感があります。
番手による違い:長い番手はZX7、短い番手はZ725も良かった
- 長い番手:ZX7のほうが、ミスしづらいと感じました。長い番手は、絶対にZX7です
- 短い番手:Z725のほうが良かったかもしれません。Z725はシビアなぶん気を遣って打つことになりますが、ZX7では気持ちが甘くなって、ときどき引っかけてしまいました。ZX7でも短い番手の引っかけは、練習不足の部分も大きいと思っています
飛距離:7番で155〜165yd(ラウンドでは150〜160yd)
7番の飛距離は、実測で155〜165yd程度です。ラウンドでは、150〜160ydぐらいになります。2本の間で、この目安に大きな違いはありませんでした。
スコア:86から83へ
スコアは、Z725のときの86から、ZX7で83になりました。ただし、それぞれ2ラウンドずつの結果です。他の要素の影響も大きいので、「ZX7に替えたら3打縮んだ」とまでは言えません。それでも、ラウンド中に「薄く当たっても大丈夫」と思える安心感はありました。
ZX7は難しい?スコア90でも使えたか
使う前は、ZX7は「使えない」と思っていました。実際に使ってみると、使えました。
- 薄い当たりのときの寛容性が高く、ミスに救われる
- 長い番手が、ミスしづらい
ただし、これは「ヘッドスピード45で、平均スコア90の私が、2ラウンド使った範囲」の感想です。短い番手では引っかけることもあったので、ミスに対する寛容性が高くなった、というのが正確な印象です。
Z725は今でも選ぶ価値があるか
Z725は、ZX7より寛容性が低く、薄い当たりでは距離がはっきり落ちます。逆に言えば、どんなミスをしたのかが、結果にはっきり出ます。
私はZ725を使って、「どんなミスをしたか分かる」ので、上達につながったと感じています。中古で16,170円と安く、スリクソンやキャビティ、軟鉄鍛造を安く試す1本目としては、選ぶ価値があると思います。後悔があるとすれば、「最初からZX7を買っても良かったかも」ということです。
比較表
| Z725 | ZX7 | |
|---|---|---|
| 打感 | ZX7より硬め | 柔らかく、食いつく感じ |
| 見た目・構え | ZX7とほぼ同じ | Z725とほぼ同じ |
| 球筋 | 中弾道のドロー | 中弾道のドロー |
| 薄い当たり | 距離がはっきり落ちる | 少し落ちるだけ |
| 長い番手 | ZX7よりミスが出やすい | ミスしづらい |
| 短い番手 | シビアだが、気を遣って打てる | 気が緩んで、たまに引っかける |
| 7番の飛距離 | 155〜165yd(ラウンドで150〜160yd) | 155〜165yd(ラウンドで150〜160yd) |
| 私の購入価格 | 中古16,170円(セット) | 中古46,000円(セット) |
こんな人に合いそう
Z725が合いそうな人
- スリクソンのアイアンを、安く試してみたい人
- ハーフキャビティ形状のアイアンを試したい人
- 軟鉄鍛造のアイアンを、安く試してみたい人(ZX7も軟鉄鍛造ですが、私の購入価格で約3万円の差がありました)
- 自分がどんなミスをしているのか、知りたい人
ZX7が合いそうな人
- 柔らかい打感が欲しい人
- ポケットキャビティは飛びすぎると感じる人
- ある程度のシビアさは欲しく、自分がどんなミスをしたかも、ちゃんと分かりたい人
買って良かった点と、後悔した点
Z725
- 良かった点:どんなミスをしたか分かるので、上達につながったと思います
- 後悔した点:最初からZX7を買っても良かったかもしれません
ZX7
- 良かった点:簡単になりました。ミスにも寛容になりました
- 気になった点:練習不足もあり、短い番手では引っかけがちです
1セットだけ残すなら、ZX7
1セットだけ残すなら、私はZX7を選びます。理由は、ラウンドでの安心感が違うからです。中古で買うなら、Z725との差額29,830円を出してでも、ZX7を選びます。
ただし、これは私が2本を使った印象です。「まず安くスリクソンのアイアンを試したい」「ミスの原因をはっきり知りたい」という段階なら、Z725も十分に役に立ちます。
新品でスリクソンのアイアンを見たい人へ
私が使ったのは、どちらも中古です。新品で今のスリクソンのアイアンを見たい場合は、次のショップで確認できます。2026年9月21日に、つるやの一覧を開いたときは、2026年モデルのZXiシリーズなどが並んでいました。品揃えや価格は変わるので、リンク先で確認してください。
中古でZX7・Z725を探したい人へ
私が2本を買ったのも中古です。中古のZX7やZ725が今どこにあるかは、時期や店舗によって変わるので、在庫を横断で検索できるショップも紹介します。
ZX5・Z525との位置づけ
以前使っていたZX5は、寛容性が高く、私にはミスに気づきにくい面がありました。ZX7とZ725は、自分のミスを明確に知ることができるので、上達したい人向けだと感じています。ZX5を手放したのは、シャフト(N.S.PRO 950GH)が軽かったことも理由です。詳しくは次の記事にまとめています。
よくある質問
ZX7とZ725の一番の違いは何ですか?
私が使い比べた範囲では、寛容性です。薄い当たりのとき、ZX7は少し距離が落ちるだけで済み、Z725は距離がはっきり落ちました。打感はZX7のほうが柔らかく、食いつく感じがありました。見た目と球筋(中弾道のドロー)は、ほぼ同じでした。
ZX7は難しいですか?平均スコア90でも使えますか?
使う前は「使えない」と思っていましたが、実際には使えました。ヘッドスピード45、平均スコア90の私が、2ラウンド使った範囲では、薄い当たりでの寛容性が高く、長い番手もミスしづらいと感じました。短い番手では、たまに引っかけることがあります。
ZX7とZ725では、どちらが飛びますか?
7番の飛距離の目安は、どちらも実測で155〜165yd(ラウンドでは150〜160yd)で、大きな差は感じませんでした。差が出たのは、薄い当たりのときです。Z725は距離がはっきり落ち、ZX7は少し落ちるだけでした。
ZX7とZ725で、スコアは変わりましたか?
Z725のときの86から、ZX7で83になりました。ただし、それぞれ2ラウンドずつの結果で、他の要素も大きいので、参考程度にしてください。ラウンド中の安心感は、ZX7のほうがありました。
ZX7とZ725の価格差は、いくらでしたか?
私の購入では、ZX7が中古46,000円(メルカリ・セット総額)、Z725が中古16,170円(ゴルフ5オンライン・セット総額)で、差は29,830円でした。中古の価格は時期や状態で変わるので、購入時に確認してください。
1セットだけ選ぶなら、どちらですか?
私はZX7を選びます。ラウンドでの安心感が違うからです。ただし、スリクソンのアイアンを安く試したい人や、自分のミスの原因をはっきり知りたい人には、Z725も向いています。
まとめ
SRIXON ZX7とZ725を、ヘッドスピード45・平均スコア90の私が使い比べた結論は、「一番の違いは寛容性」でした。薄い当たりでの距離の落ち方、長い番手のミスしやすさが違い、打感はZX7が柔らかく食いつく感じでした。見た目と球筋は、ほぼ同じです。
1セットだけ残すなら、ラウンドでの安心感があるZX7。安く試したい人や、ミスの原因を知りたい人には、Z725という選び方が合うと思います。
ドライバーからパターまで、今のセッティング全体は今のクラブセッティングを全部公開にまとめています。